NVIDIAは米ラスベガスで開催中のCESに合わせ、現実世界を理解して推論し行動計画まで行う「フィジカルAI」向けに、オープンモデル群と評価フレームワーク、開発オーケストレーション基盤、新エッジモジュールを公開しました。エッジ向け新製品のJetson T4000はBlackwell搭載で64GBメモリ、1,200 FP4 TFLOPS、70W内構成に対応し、1,000個購入時の単価は1,999ドル、前世代比4倍の性能としています。モデル面ではCosmos Transfer 2.5/Predict 2.5、推論型VLMのCosmos Reason 2、ヒューマノイド向けVLAのIsaac GR00T N1.6を用意し、VLM/VLA(視覚と言語、行動を統合するモデル)を手がかりに現場適用を狙います。開発基盤では、シミュレーションで大規模評価を回すIsaac Lab-Arenaをオープンソースで公開し、クラウドからワークステーションまで工程を束ねるOSMOは発表日から利用可能でAzure系ツールチェーンにも統合されます。Hugging Faceとも連携し、GR00T N1.6とIsaac Lab-ArenaをロボティクスOSSのLeRobotに統合、開発者のファインチューニングや評価を容易にします。会場ではBoston Dynamics、Caterpillar、LG Electronics、NEURA RoboticsなどがNVIDIAスタックを使う次世代ロボット/自律マシンを披露しました。今後は、標準化された評価とオープンモデルの普及が、産業・家庭・医療など複数領域での実装速度を左右しそうです。【イベント情報】
CES(ラスベガス)発表:米国時間2026年1月5日
Caterpillar協業の詳細:1月7日(水)基調講演で説明予定
NVIDIA IGX Thor:今月後半に提供開始予定
